松本良多 建築と美術 インタビュー - Jung Katz 3月 2016
Von: 松本 良多松本良多は東京出身のニューヨークを拠点として活動するアーティスト、建築デザイナー、アーバンプランナー、教育者。
10代を香港とマンハッタンで過ごした後、ロンドンのAAスクール、グラスゴー美術大学、マイアミ大学にて建築と哲学を学び、2007年ペンシルベニア大学大学院芸術学部建築学科を首席で卒業する。マニュエル・デランダ、ヴィンセント・ジョゼフ・スカーリー、セシル・バルモンド、 ジャンカルロ・デ・カルロに師事する。
90年代よりMITメディアラボ、磯崎新、黒川紀章、インダストリアル・ミュージックの先駆者、ピーター・クリストファーソンと協働し、ベトナムバクマイ病院、九州大学センター地区のマスタープランをはじめ多数の建築、都市計画、アートのプロジェクトを手掛ける。ポーランドのシレジア大学の講師を経て、2016年よりプリマス大学 Transart Instituteの客員教授に就任、クーパー・ユニオン、プラット・インスティテュート、コーネル大学、ニューセンター・オブ・リサーチ・アンド・プラクティス シアトル校にてゲストレクチャラーとして教鞭をとっている。シカゴ市文化庁客員キュレーター、英国美術協会 (British Art Network) 名誉会員。
オスロ国立美術大学、カリフォルニア大学アーバイン校、テネリフェ市立美術館にて加速主義、ポストヒューマニズムについて講演している。2017年にはレバーヒューム・トラスト国際学会の招聘によりコーネル大学にて「ポストヒューマニズムと未来都市」について講演する。2019年にはロンドンICAにて「トランスヒューマン社会と生成の唯物論」のレクチャーをキュレート、2020年以降はロージ・ブライドッティとのクリティカル・ヒューマニズムについての講義、エドワード・カックとのカリフォルニア大学アーバイン校でのワークショップと多岐な分野で活動している。
ハイブリッド・アートとアルゴリズミック・コンピュテーションの手法を応用したメディア・アートの作品のインターナショナルな評価によりFILE(Electronic Language International Festival)Prix Lux Finalist、英国 Visual Art Open International Artist Awardを受賞する。
2016年には日本人として初めてイタリアとスペインからPremio Ora賞を同時に受けて2015年、2016年、2017年にロサンゼルスのLos Angeles Center for Digital Art、BYTE Gallery トランスベニア大学、ArtSpace ペスカラにて個展を開催する。2018年、韓国国立中央博物館の招聘展、テキサス大学、 ロサンゼルス現代美術館の常設展示作品のアーティストに選ばれている。